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私たち、日本中央生物医学研究所は再生医学をメインに研究を行っております。
生物医学は、生命の基本単位が細胞であることを研究の出発点としています。
新しい種や遺伝的特徴は進化の過程で形成され、遺伝子が形質遺伝の基盤となっています。
生物は体内環境を調整し、恒常性を維持することで一定の状態を保っています。
また、生きている生物はエネルギーを消費し変換して生活活動を維持しています。
生物医学研究は、生物学的なプロセスや生命現象を解明することを通じて、ヒトの健康や疾患の理解、治療法の開発に貢献しています。
再生医学は、人体の組織が損傷した際に、自己修復力を活用してその機能を回復させる医学分野です。
この分野では、再生医療と呼ばれる医療行為が行われ、人体の自然な修復メカニズムを活かして治療を行います。
日本では、再生医療の促進を図るための法律が制定されています。
再生医療推進法(平成25年法律第13号)は、国民が迅速かつ安全に再生医療を受けるために、研究開発や提供の促進、普及を図り、医療の質や保健衛生の向上に貢献することを目指しています。
未病とは、病気ではないが健康でもない状態を指します。検査結果に異常がある場合と自覚症状があるが検査結果に異常がない場合に大別されます。
「未病」は自覚症状がなくても検査で異常がある状態や、自覚症状があるが検査で異常がない状態を指します。
一方、「病気」は自覚症状もあるし検査で異常がある状態とされています。
未病医学は、病気の発症前段階である未病の状態を早期に発見し、介入することで疾病の発症を予防し健康を維持する医学分野です。
弊社は未病予防の実現について、幹細胞を活用した若返り研究にて目指しています。
私たちの体は約60兆個の細胞から成り立っており、細胞は寿命がありながらも入れ替わりながら体を維持しています。怪我をした際にも細胞は修復しています。この修復機能を維持するためには新しい細胞を生み出し補充する役割を持つ幹細胞が重要です。
幹細胞は多能性幹細胞と体性幹細胞に分けられます。多能性幹細胞はどんな細胞にもなれる能力を持ち、ES細胞やiPS細胞などがこれに該当します。一方、体性幹細胞は体内で特定の組織を補充するための幹細胞で、間葉系幹細胞などがこれに分類されます。
特に間葉系幹細胞は安全性の面での懸念が少なく、細胞治療のソースとして期待されています。これにより、未病予防や若返り研究の分野で、幹細胞を活用して健康維持や治療法の開発が進められています。